アクセントトレーニンングで一番初めにやるべき音
アメリカでのアクセントトレーニングは、世界の色々な国から来た人が自国語の訛りを軽減するトレーニングです。実は、どの国から来た人でも大体のつまづきポイントは共通しています。
英語発音を通じやすくするのに最も大事な音は、母音です。しかも、基本の母音を違う音と置き換えてしまっているケースがとても多いのです!
それは、短母音です。
短母音と言われてはいますが、実際の長さはアクセントの位置によって変わります。*短母音と長母音の違いについては、別レッスンを参照してください。
英語の「ア」の音
あなたは apple という時と、up という時の日本語でいう「ア」の音の違いを使い分けていますか? これは幼稚園児が学ぶ基本中の基本の英語発音です。
英会話でこれらをごちゃ混ぜにしてしまうとどのように聞こえるでしょうか?
ネイティブの耳にはこのように聞こえることでしょう。この場合は母音の「い」と「え」を置き換えただけなのでわかりやすい方です。もし、12個の母音がごちゃ混ぜになっていたらもっとわかりにくいです。
「わたせはレンゴがすけです。」
訳: 「わたしはリンゴがすきです。」
ネイティブの耳にはこのように聞こえることでしょう。この場合は母音の「い」と「え」を置き換えただけなのでわかりやすい方です。もし、12個の母音がごちゃ混ぜになっていたらもっとわかりにくいです。
ずっと会話しているなら、そのうち聞いているのが疲れてくるのも無理もないことです。
最も大事なアメリカ英語の基本母音
今日は、3つの母音をとりあげた音声レッスンをご紹介します。
アメリカ英語の音の中でも最も基本的な3種類の母音の特徴を上手く掴むことができるようになります。動物や他の音をイメージングすることで、音の特徴を覚えて、脳裏に鮮明に印象付けるように練習しましょう!
ちょっとした冗談も交えて楽しく学べるレッスンに仕上げました!
いわゆる短母音と呼ばれるアルファベットのAの「ア」の発音は、最も英語らしいユニークなサウンドを持っています。世界のさまざまな言語がある中でも、珍しい音です。
少し口角をあげて作る音です。私は「アヒルのア」と呼んでいます。
この音は97%の場合、アルファベットのAでつづられていますので、わかりやすいです。
珍しいケースとして、
AI as in plaid
AU as in laugh
などのスペリングもみられます。
他の言語ではあまり聞かれない音なので、多くの第二言語として英語を学んでいる人たちは、他の似た音に置き換えて発音してしまいます。日本人の場合ですと、Oの短母音やUの短母音になってしまう人が大多数です。
もちろん、同じ英語でもこの音の地域的なバリエーションが存在しますが、アメリカの一般的な発音はどんな音でしょうか?この音の特徴を耳で聞いてください。
アメリカ英語の音の中でも最も基本的な3種類の母音の特徴を上手く掴むことができるようになります。動物や他の音をイメージングすることで、音の特徴を覚えて、脳裏に鮮明に印象付けるように練習しましょう!
ちょっとした冗談も交えて楽しく学べるレッスンに仕上げました!
A の短母音
少し口角をあげて作る音です。私は「アヒルのア」と呼んでいます。
スペリング
珍しいケースとして、
AI as in plaid
AU as in laugh
などのスペリングもみられます。
ユニークな音
もちろん、同じ英語でもこの音の地域的なバリエーションが存在しますが、アメリカの一般的な発音はどんな音でしょうか?この音の特徴を耳で聞いてください。
今日はアルファベットのAの発音について話します。いくつか発音のバリエーションがありますが、一番よく使われる音を練習しましょう。
Let’s practice the most common way to pronounce the letter A.
まずアヒルの真似をします。
A, a, a. Quack, quack, quack! Aflac.
A, apple. Apple is red.
A, ask. Ask a question.
A, man. A man is standing there.
a man の a (uh)と man の a は違う音なので注意してください。
a man, a man. A man is standing there.
When you say “stand” it’s the same sound. A, stand, a, stand.
I hope this lesson helped. Thanks for listening.
“Thanks!” A!
O の短母音
スペリング
つづりのバリエーションは以下です。
O as in pot (79.6%)
A as in father (9.7%)
AU as in autumn (6.5%)
AW as in crawl (3%)
98.8% は上のスペリングです。
たまにある珍しいスペリング:
ER as in sergeant
OA as in broad
OU as in cough
OW as in knowledge
(Spelling for Learning by D.W. Cummings)
今日はアルファベットのOの発音について話しましょう。これも発音のバリエーションがありますが、一番よく使われる音を練習します。
Let’s practice the most common way to pronounce the letter O.
まずカラスの真似をします。
Aw, aw, aw. Aw, aw, aw.
Aw, octopus. Octopus has eight legs.
Aw, frog. Frogs like to hop.
Aw, dog. The dog is strong.
Notice hop and strong has the same ‘o’ sound. O, hop. O, strong.
Did you get it? I hope you got it.
Got it. O, got, o.
U の短母音
この母音はあいまい母音シュワによく似ている音ですが、アクセントのある音節で発音されますので、シュワより勢いがあります。
スペリング
大体、アルファベットのUでつづられますが、以下のようなバリエーションがあります。
U as in bud (87.6%)
O as in come (9.8%)
97.4%はUかOですが、
OO as in blood
OU as in cousin
などのつづりもみられます。
今日はアルファベットのUの発音を学びましょう!最も一般的な発音は “uh” です。
It’s like when you sigh, you go “huh.”
ため息をつくように発音してください。“Huh.”
Huh, uh, huh, uh, huh, uh. Uh, uh, uh.
Uh, nuts. I love nuts.
Uh, cup. A cup of coffee.
Uh, much. What have you done? Not much.
Be careful because sometimes it’s not always spelled with letter U.
Like, love. Uh, love.
And also, done. Uh, done.
Uh, that’s how English can trick us! Uh, us.
And also, done. Uh, done.
Uh, that’s how English can trick us! Uh, us.
That’s it for today. I’m done with my lesson today. I’m done, huh.
発音してみましょう!
I’m NOT a NUT!
I BOUGHT a BAT, BUT I broke it.
There was a FAN, and it was FUN.
There was a FAN, and it was FUN.
まとめ
英語ネイティブの子供たちが学ぶ英語発音です。繊細な子供の耳は音の違いを聞き分けて言語を学習します。そのプロセスを素通りしてしまうと、英語の上達はありえません。
あなたの耳も訓練のやり方次第で、英語の音をマスターできます!基礎からしっかり築いていけば、あなたの英語は驚くほど伸びますよ。
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Love, peace and pronunciation!
英語発音コーチ 久米ひろみ
プロフェッショナルのための発音コーチ 。28年間アメリカ在住歴。現役医療通訳者。「呼吸」を変えて3ヶ月でネイティブの発音を手に入れるメソッド。伝わる英語コミュニケーション力と発音法。
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